私のボディメソッドの基本は、身体を徹底的にゆるめることです。「たすきがけエクササイズ」にしろ、背骨をゆるめる「四つんばいエクササイズ」にしろ、身体にかかっている無理な力を抜くものです。無理な力が入らなくなれば、関節が開きやすくなって可動域が大きく広がります。そして、関節の可動域が広くなると、身体はより自由にしなやかに動けるようになるのです。けれど、関節の可動域を広げるときに、力ずくで動きにくい方向に無理やり伸ばそうとするのは大きな間違い。かえって、無駄な力が入ってしまうのです。人間の身体というのは本当によくできていますから、無駄な負担をなくしてあげれば、身体自身が自然にニュートラルポジションを見つけ出します。そのときに利用するのが“カウンターバランス”です。たとえば、可動域が広い方向にゆっくりと伸ばして、気持ちよく伸びたところまできたら一気に脱力する。頭や体幹部の重さを感じ取れるまで、関節に身体をゆだねることを繰り返します。こうした動きを繰り返すことで、いつも同じ方向にかかっている力から骨や関節を解放してあげるのです。そうすると、自然に一つひとつの骨が関節で正しい位置に収まるようになってきます。これが、カウンターバランスによってニュートラルポジションを見つけるひとつの方法です。
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